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減数分裂の意味を理解させる

TOSSデーin江別で行った模擬授業の指導案である。事前のサークル検討で、意味がよくわかったという評価をいただいた。実際の模擬授業でも最後の主発問を全員が正解できた。

佐々木基
TOSS北極星TOSS高校・専門学校ネットサークル
開設2003/5/21、更新

スライド1(タイトル)を表示した状態から授業開始。

右ボタンクリック(スライド2)

説明1.サケの写真です。
発問1.白いものは何ですか。
指示1.ノートに書きなさい。

右ボタンクリック(説明表示)

「正解は精子です。合っていた人。○をつけなさい。」

クリック。(スライド3)

説明2.ウニの写真です。
発問2.右側のビーカーに見える白いものは何ですか。
指示2.ノートに書きなさい。

右ボタンクリック(説明表示)

「正解は精子です。合っていた人。○をつけなさい。」

発問3.左側のビーカーに見える黄色いものは何ですか。
指示3.ノートに書きなさい。

右ボタンクリック(説明表示)

「正解は卵です。合っていた人。○をつけなさい。」

右ボタンクリック。(スライド4)

説明3.大きく丸いものは未受精卵です。
発問4.ここの小さい丸いものはなんですか。

卵核と書いてある。

「みんなで答えます。さん、はい。」

「卵核です。」

説明4.この中に染色体というものが25本入っています。
指示4.ノートに卵核=染色体25本と書きます。
発問5.ここにあるヒゲのようなものは何ですか。

違う場所に精子と書いてある。

「さん、はい。」

「精子です。」

説明5.精子の核の中にも染色体が25本入っています。
指示5.ノートに精核=染色体25本と書きます。

右ボタンクリックして、二つ目の図を表示する。

二つ目の図を指し、一問一答で確認をしていく。

「この丸いのはなんですか。」「卵核です。」「そのとおり。」

「染色体は何本ですか。」「25本です。」「賢い。」

「これは何ですか。」「精核です(書いてある)。」「その通り。」

「染色体は何本ですか。」「25本です。」「そうだ。」

右ボタンクリックして、三つ目の図を表示する。

説明6.卵核と精核が合体して受精が完了しました。
発問6.受精卵の核の中には何本の染色体が入っていますか。
指示6.答えをノートに書きます。理由を数式の形で書きます。

答え50本 理由の式25本+25本(=50本)

「答えは50本です。合っていた人(挙手を促す)。丸をつけます。間違えた人は直しておきます。」

「理由を式の形で言います。さん、はい。」

染色体数が50本になる理由は、答えを間違えた人にも判るはずである。間違えた人も含めて全員に答えさせることが出来ると考える。自信のない人は言わないであろうし、もし、違う答えが聞こえたとしても、それは無視して流す。

「皆さん、優秀です。合っていた人は丸をつけます。間違えた人は直しておきます。」

右ボタンクリックして、画面を切り替える。(スライド5)左端に一つ目の図が表示されている。

一問一答で確認をする。

「受精卵の染色体は何本ですか。」「50本です。」

「理由を数式の形で言います。」「25本+25本です。」

右ボタンクリックして、「ウニの成体」の写真を示す。

「受精卵が成長してウニになりました。染色体は何本ですか。」「50本です。」

右ボタンクリックして、受精の図を示す。

発問7.成長したウニから卵と精子が出来ます。卵と精子の染色体数は何本ですか
指示7.ノートに書きます。

50本と25本の二つの答えが出るだろう。どちらかの答えが出ない可能性もある。

答えを列指名で発表させる。

答えてもらったら、「なるほど。」「そうですね。」と相づちを打つ。

答えによって次のように対応する。

  1. 全員「25本」で同じ答えの時。
  2. 「『いや、そうじゃない。』という人はいませんか。」と尋ねる。「50本」という答えの人は自信が持てずにいる。「50本」という答えを発表してもらえたときは褒める。「どちらが正しいのでしょう。」といって、発問8.に進む。

  3. 全員「25本」で同じ答えの時。
  4. 「『いや、そうじゃない。』という人はいませんか。」と尋ねる。それでも全員が「25本」と答えるときは、スライド6を表示し、指示9.に進む。

  5. 「25本」と「50本」の2つの答えが出たとき。
  6. 「正解は25本です。なぜ25本なのか説明できる人(挙手を促す)。」挙手があれば発表してもらう。ほとんどの場合は正解であろう。スライド6を表示し、指示9.に進む。
    挙手がない場合、あるいは発表が間違っていた場合は、以下のように展開する。

発問8.染色体が50本の卵と精子が受精すると受精卵の染色体は何本になりますか
指示8.ノートに書きます。

「何本ですか。」列指名で発表させる。正解は100本である。

発問9.今の答えを聞いて、何かおかしいと思ったことはありませんか。

100本の次は200本になるのが変だと気づけばよい。

発問10.このおかしさを解決するにはどうしたらよいのですか。

卵や精子の染色体が親の半分になればよいということに気づいて欲しい。

気づかなければ説明する。

右ボタンクリック(スライド6)

指示9.画面を読みます。

「声が揃っていません。」あるいは、「上手に読めた。もう一度聞きたい。」「念のため、」

と言って、もう一度読ませる。

発問10.減数分裂とは何ですか。

列指名で、複数に答えさせる。

<資料出典>
スライド2(さけの自然産卵)の出典: IPA「教育用画像素材集サイト」http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/
→「地域産業用大項目見出し」→「10谷根川のさけに学ぶ」→「さけの自然産卵(静止画)」→「受精」

スライド3(ウニの放精、放卵)の出典:新潟県立自然科学館http://www.lalanet.gr.jp/nsm/index1.html
→ワンポイント科学講座→ウニの受精と誕生

スライド4、5のイラスト図の出典:第一学習社「高等学校 改訂 生物 IB」

スライド5、「ウニの成体」写真の出典:第一学習社「高等学校 改訂 生物 IB」