屈折現象
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屈折現象

2003年5月17日TOSSデーで実施した模擬授業の指導案である。導入の演示ではうなずく受講生多数。屈折現象の画像も興味を持って見てもらえた。しかし、概念を理解させる点では30点の出来である。

佐々木基
TOSS北極星TOSS高校・専門学校ネットサークル
開設2003/5/19、更新2003/5/21

準備するもの

  1. ビデオカメラ(デジカメ)
  2. TVモニター(プロジェクター)
  3. 三脚
  4. 白ビーカー(500ml)
  5. 色磁石
  6. 取っ手つきビーカー
  7. 水(500ml)
  8. 懐中電灯(レーザー光源)
  9. プリント2枚(

プリントAを配布する。

説明1.光の進み方について勉強します。
板書1.光の屈折
演示1.懐中電灯を照らす。壁に光を当てる。
発問1.懐中電灯を点灯します。壁が明るくなります。光はどこを通りましたか。
指示1.光の通る道筋を図1.(←ここをクリックすると新画面が開き図が表示されます。)に書き込みなさい。

解答例(←ここをクリックすると新画面が開き図が表示されます。)を板書する。

「こうなった人?」

「それ以外の人。」いろいろな解答があり得る。出来るだけ発表を促す。発想を否定しない。特に誤答の場合、肯定的コメントをつける。正誤を告げる。

発問2.図2(←ここをクリックすると新画面が開き図が表示されます。)のように、途中にスクリーンを置きます。どこが明るくなりますか。
指示2.イメージします。

間を取る。

演示2.(白い紙のスクリーンを置く。)ここが明るくなります。(立ち位置を変え、3回繰り返す)
説明2.光はこのように(黒板の解答例を指す)進むのです。

「合っていた人は赤丸をつけます。間違えた人は直します。出来なかった人は写します。」

発問3.光のこのような進み方を何と言いますか。
指示3.漢字2文字でプリントに書き込みます。

直線などの答えが考えられる。正解は「直進」である。

正解を告げ、あっていたかどうか、確認する。

「合っていた人?」

プリントBを配布する。

説明2.空の白ビーカーに青磁石を入れます。斜め上からカメラで覗きます。この時青磁石は見えません。
演示2.カメラに写る映像(←ここをクリックすると新画面が開き写真が表示されます。)を表示する。
発問4.カメラから光が出るとして、光はどのように進みますか。
指示4.図3.(←ここをクリックすると新画面が開き図が表示されます。)に書き込みます。

間を取る。
出来たら、「出来ました。」というんですよ、と声をかける。

説明3.(正解(←ここをクリックすると新画面が開き図が表示されます。)を図示する。)正解はこうなります。
発問5.光がこのように進むことを何と言いますか。
指示5.プリントに書き込みます。

正解は「直進」である。

声が出ないときはサラッと正解を告げる。

出たときは力強く「よし。」「正解。」と褒める。

説明4.この白ビーカーに水を入れます。カメラの角度も、ビーカーの位置も、中の磁石の位置もまったく変えません。
演示3.カメラの映像(←ここをクリックすると新画面が開き動画が表示されます。)をそのまま表示する。(flashムービー1.1MB、横向き▲をクリックすると再生します。)
発問5.映像が変化しましたね。どうなったのですか。

列指名。「磁石が見えた。」などの返事が期待される。

発問6.この時、カメラから出る光は、どのように進んだのですか。
指示5.図4.(←ここをクリックすると新画面が開き図が表示されます。)に書き込みます。

出来たら、出来ましたと言います。

全員が出来るまで待たない。数人から半数程度のところで次に進む。

説明5.(正解(←ここをクリックすると新画面が開き図が表示されます。)を図示する。)光はこのように進みます。合っていたら赤丸。間違っていたら直します。出来なかったら写します。
発問7.光がこのように進むことを「光の何」と言いますか。
指示6.プリントに書き込みます。

正解は「光の屈折」である。

あっていたら挙手してもらう。