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テープ起こし「音を見て触る」

2003/5/31に行ったサークル模擬授業のテープ起こしである。指導案の言葉からはかなりはずれてしまった。生徒役にはサークル初参加の方が多かったが、5点満点の評価で、平均3.7点であった。

佐々木基
TOSS北極星TOSS高校・専門学校ネットサークル
開設2003/06/01、更新

これから音の勉強します。

発問1.シンバルや、音叉、の音を出すとき、何をしますか。
指示1.動作をノートに書いてください。30秒で書けると思います。

書けました。

速い。さすが。二人。

当てずっぽうでもいい。とりあえず書く。

どうぞ。

振る。

振る、なるほど。

もう一人、どうぞ。

叩く。

叩く。

振ってみましょう。鳴りません。

叩いてみましょう。

「ジャーン」

叩くと音が聞こえます。叩くと書いた人は赤丸をつけてください。

音叉の方もやってみます。

「チーン」

聞こえますか。

発問2.では、この音を止めます。何をしますか。
指示2.「何を、どうする。」という形で答えを書きます。どうぞ。

書きました。

速い。

書きました。

速い。

まだ時間ほしい人。はい。

「する」は?

「する」はなくてもいい。ここで終わっちゃっていいです。はい。

では、ここの列。どうぞ。

音叉を触る。

鳴っているものを触る。

音叉を握る。

ではやってみましょう。

「チー、ン」

聞こえましたか。

確かに止まります。

シンバルの方でもやってみましょう。

「ジャー、ン」

発問3.音叉を触ったり、シンバルを触ったりすることによって何かをしています。何をしていると思いますか。
指示3.ノートに書きます。

触ることによって何をしているのですか。

書きました。

はい、はい、3人。

じゃ、どうぞ。

振動を止める。

振動を止める。振動を止めると書いた人。はい、正解です。

説明1.え、音が鳴るということは物体が振動する、ということなのです。
振動の頻度がちょうど耳に聞こえる範囲の時に音として感じる。聞こえない範囲の時には超音波と呼ばれるそういう振動、音になる。

実験1.では、振動を目で見てみましょう。画面が見づらいですけれども、え、この音叉を叩いて、振動しているように見えませんが、これを水の中に入れてみます。

「チー、イーン」

見えますか。水面が揺れるのが判ります。音叉を中に入れると水面が揺れますから、音叉が揺れているということが判ります。

実験2.それから、わかりづらいですが、このシンバルのこのちぎれたこの辺に注目してくださいね。

「ジャーン」

全体が大きく揺れていますが、ここも、こんなブルブルブルと震えているのが見えると思います。

実験3.次は音を触ってもらいます。ここに向かってしゃべります。大きな声でやってください。どうぞ。

あー、あー、あーー、おー。

以上で終わります。