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波の波長の定義を10分で理解させる指導

佐々木基
TOSS北極星TOSS高校・専門学校ネットサークル
作成日:2002年 6月16日(日)

ほとんど全員の生徒の目が黒板に注目する。説明をしない。

サインカーブの描き方を指導した直後に行う。黒板にはサインカーブの図が書かれている。→図1(←ここをクリックすると新しい窓が開きます。)

発問1.
波長とはどこからどこまでの長さですか。

教科書には必ず、サインカーブを示した図が書いてある。図の中にも、本文の中にも必ず波長の説明が書いてある。→図2(←ここをクリックすると新しい窓が開きます。)

早く見つけた生徒が当てなくても発表してくれる。

「山から山。」

「その通り。」

生徒の実態に応じて、「どうしてわかった。」「教科書に書いてある。」とか、「早い子は賢い。」とか、「ここからここまでだね。」と言いながら2波長分を囲み、「違う。」と言わせたりする。

説明1.
練習問題をやってみます。

指示1.
これから黒板に記号を書き加えますが、ノートには書かなくてよろしい。

サインカーブを書くときのドットに対して、左端から順にa、b、c、……、と記号をつける。→図3(←ここをクリックすると新しい窓が開きます。)

指示2.
ノートに問題の答えだけ書きなさい。
発問1.
(1)kからはかると、1波長はどこまでですか。
(2)gからはかると、1波長はどこまでですか。
(3)dからだと、どこまでですか。
(4)fからだと、どこまでですか。
(5)iからだと、どこまでですか。
→答え(←ここをクリックすると新しい窓が開きます。)

全員の目が黒板に集中する。1分程度たったところで、答え合わせをする。「答え合わせをします。もう少し時間が欲しい人はいますか。」と確認し、いれば、「あと30秒。」と時間を与え、答え合わせをする。

全問正解だった人、間違い1個だけだった人、……の人数を挙手によって確認する。半数以上が手を挙げる。一問もできなかった生徒はほとんど出ない。