用意するもの:ボール、磁石セット、バネばかり、おもり、自作プリント3種類
指示1.先生が教科書を読みます。目で追いかけなさい。
教科書52ページ、4行目から19行目までを範読する。
指示2.先生が今読んだ所を黙読しなさい。
黙読をしているか、確認する。半数以上が終わったところで次の指示をする。
指示3.「力とは何か」が説明してある文章に鉛筆でアンダーラインを引きなさい。
一人を指名して、アンダーラインを引いたところを読ませる。二人目にも読ませる。「同じです。」と答えることがあるが、きちんと読ませる。
「○○君と同じだった人。」と挙手をさせる。「違う人。」と違う意見のものがいないか確認する。いれば「少ないのに、よく手を挙げた。」とほめる。答えにも「なるほど。」と相づちを打つ。
このように、物体が変形したり、物体の運動の状態が変わったりするときの原因を力という。
発問1.この文章は、いくつのことが書いてありますか。
指示4.ノートにいくつ、と数字だけを書きなさい。
「1つと思った人。」「二つと思った人。」と挙手によって確認する。「正解は2つです。」「合っていたら○をつけなさい。」
指示5.箇条書きにして、まとめなさい。時間は3分です。
「あと1分。」「時間です。」「ノートに自分の答えがかけた人。赤ペンでAと書いておきなさい。」「黒板を写しただけの人はBです。」「何も書いてない人はCです。」
挙手した生徒を指名していく。
文末表現の出来ないことが多い。概ね合っていれば各自で赤丸をつけさせるが、模範解答もきちんと写させる。
- 物体が変形するときの原因を力という。
- 物体の運動の状態が変わるときの原因を力という。
演示1.ボールと高いところに持って手を離し、落下させる。
説明1.ボールを高いところに静止させて、手を離すと落下します。静止
の状態から落下の状態に運動の状態が変化しました。
発問2.状態変化した原因は何ですか。
列指名で答えさせる。
力、重力、重いから、など、生徒の回答にはいろんな答えが考えられる。「なるほど。」「そうか。」などと相づちを打つが、最後には、「ばつ。原因は力です。」といって、もう一度問う。「状態変化した原因は何ですか。」バラバラと「力。」と答える。「そろっていません。全員で、さんはい。」「力。」「よし。」
力の書き表し方を箇条書きに板書する。
- 力は矢印で表す。
- 力の強さは矢印の長さで表す。
- 力の方向は矢印の方向で表す。
- 力の矢印は作用点から書き始める。
指示6.板書を写します。
生徒の様子を見て、「もう書き終わった人がいる。」「まだの人、遅い。」と声をかけ、追い込む。
演示2.ボールを高いところに持って、手を離し、落下させる。
発問3.ボールが静止状態から、落下運動に状態が変化しました。変化した原因は何ですか。
指示7.みんなで、さんはい。
「力です。」という声が聞こえる。「その通り。力です。」「重力。」には、「完璧。」などと答える。
指示8.ボールに働く重力を書き表します。この4点を守って書くのです
「できたら手を挙げます。時間は3分。」
黒板の箇条書きを指し示しながら指示する。挙手の人数を数える。「一人、早い。二人。三人。…。」「あと1分。急げ。」「まだの人、遅い。」「時間です。」
指示9.答えを書けた人、ノートに赤ペンでAと書く。問題を写しただけの人、B。何も書いていない人、C。
「答え合わせをします。このように書きます。」
説明2.最初に作用点を書きます。作用点は重力の働く場所で、物質の重心です。次に重力を書きます。何センチメートルという特別な指示がなければ、矢印の長さは適当です。
指示10.ドーナツ形磁石があります。棒に沿って落とします。このとき 磁石に働く力を図に書き込みなさい。できたら、ノートを持ってきます。
あっていたら、「よし」と言って○をつける。間違っていたら黙って×をつける。2度目以降の時、ヒントを与える。