習熟過程 | 項目 | 運動例 | |
---|---|---|---|
基礎感覚 | 1 | バランス感覚 | 片足立ち、片足滑走 |
2 | スピード感覚 | 滑る競争 | |
3 | エッジング感覚 | 階段登行、開脚登行、斜滑降 |
基礎技能 | 1 | 脚部の曲げ伸ばしを使ったプルークボーゲン | |
2 | 片足荷重によるプルークボーゲン | ||
3 | パラレルスタンスでいろいろな方向へのターン | ||
4 | プルークターン |
課題運動 | 1 | 基礎パラレルターン(2回転) | |
2 | 基礎パラレルターン(4回転) | ||
3 | 基礎パラレルターンで長い距離を滑る | ||
4 | ストレッチングのパラレルターン(少し急な斜面で) |
本実践は上記習熟過程のうち、
「バランス感覚」
と
「片足荷重によるプルークボーゲン」
に重点をおいて指導を試みたものである。
「片足荷重によるプルークボーゲン」という基礎技能運動は基礎感覚(バランス感覚)運動にもなっている。さらに、基礎技能運動から課題運動への展開が容易な運動でもある。
バランス感覚が磨かれてくると、この運動の安定感が増してくる。教師も認識できるし、本人も自覚できる。「ほんとにうまくなったなー」と思えたら次のステップである。
(1)両足で直滑降をする。
(2)片足を浮かせて直滑降をする。
(3)クラウチングで直滑降をする。
(4)二人でスピード競争する。
(1)右足だけでターンをする。(左足は完全に浮かす。)
(2)内足で滑る。(左にターンするとき、ターン弧の内側になる左足だけで滑る。)
(3)プロペラジャンプをする。
(4)内足を高くリフトしてターンをする。
(5)リフトした内足のスキーを立っているスキーの上にクロスする。
(6)完全にしゃがんだ状態でターンをする。
(1)浅い山まわりからUの字を描いて停止する。
(2)深い山まわりからUの字を描いて停止する。
(3)直滑降からUの字を描いて停止する。
(1)キックターン
(2)真下に向かった横滑り
(3)斜め前方に向かった横滑り
(1)膝のサスペンションを使った斜滑降。
(2)