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プルークボーゲンを2時間でパラレルターンにする指導
[4.趣旨説明]

佐々木基
TOSSスキー指導研究会
TOSS北極星TOSS高校・専門学校ネットサークル
開設2000/5/7、更新2003/8/14

2回のスキー学習の到達目標を簡潔に明示する。自信を持って語れば、生徒は必ずその気になる。

説明1.
 スキーをはずして先生のまわりに集まりなさい。もっと近くに寄りなさい。
これからパラレルターンの練習をします。スキーをそろえる滑り方です。これが出来ると、良い成績がつきます。皆さんに良い成績を取ってもらいたいので、先生の指示通り滑って下さい。

 平らで広い場所、まわりの邪魔にならない場所を選び、生徒を集めてしゃがませる。スキー学習でスキー板をはずして集まることはめったにないことなので、「もっと近くに寄りなさい。」の一言は是非必要である。目が行き届けば私語が減り、指示が徹底する。

発問1.
 どんな初心者でもスキーを平行に出来るときがあります。それはいつですか。 わかった人、発表して下さい。

 反応の良い生徒がいたら、口々に何か発表するだろう。
正解がでたら「すごい。よくわかったなぁ。さすが高校生です。」などと大いに褒める。
反応がなければ、教師が自分で正解を言う。

説明2.
 直滑降の時
(資料7)(←クリックすると新しい窓が開きます。)と真横を向いているとき(資料8)(←クリックすると新しい窓が開きます。)は誰でもスキーを平行に出来ます。皆さんもできますね。問題は直滑降から真横に移るときと、真横から直滑降に移るときです。
 今日は直滑降から真横に移るところを練習します。(図をストックで指し示す。=資料9)(←クリックすると新しい窓が開きます。)
 はじめに、プルークボーゲンで直滑降から真横に滑ります。次に同じことを片足でやります。片足でもバランスよく上手に出来るようになれば、浮いた足はいつでも平行に出来ます。(身振りで説明する。=資料10(←クリックすると新しい窓が開きます。))これでパラレルターンの半分が完成です。
 次回は真横から直滑降に移るところを片足で練習します。両方出来るようになればパラレルターンが完成します。
 何か質問がありますか。

 今回、質問は出なかった。もし、ここで質問が出るとすれば、説明と演技が良くないと言うことである。もっと言葉を削り、わかりやすいものにしていきたい。

発問2.
 念のため、今日練習することを確認します。言える人、手を挙げなさい。

 はい、どうぞ。(手のひら全体で生徒を指し、指名する。次々に生徒に発表させる。)

「直滑降から真横に移るとき。」

 その通りです。直滑降から真横に移るとき、片足で滑るのです。では、スキーを履きなさい。